2005年04月05日

格差の固定化

最近、『格差の固定化』というキーワードが気になる。
一億皆中流から、上流階級・下級階級に分かれて、それが世代を超えて固定化する、ということらしい。

上流の家の子孫は、優秀である可能性が高い→経済力により素質が開花する可能性が高い→上級の学校に進学→いわゆる「エリート階級」に属す→最初に戻る


というスパイラルが加速し、上流ではない階級の人々はますます取り残される、という理屈だとのこと。

昔とある医者の先生が「もう今の時代、金持ちの子どもしか医者になれないからな〜」と言っていたのを思い出した。医学部に入るには、「親の経済力」も重要な要素である、と言うことか。

そういえば、医療従事者も高学歴化がすすんでいる。
看護師だって放射線技師だって、昔(25年ぐらい前)は国立大医学部の附属専門学校なんて扱いで、学費すら無料だった(ある意味うらやましい…)。
それが今では、国立大学では「医学部保健学科」となり、センター試験・2次試験をパスしないと学校に入れなくなってしまった。当然、学費は年間約55万円ほどになる。

職能団体は「今後は、高学歴化が(医療職の資格に対する)国民の信頼を得るための前提になる」と言って、諸手を挙げて歓迎している。
現在働いている自分自身は歓迎だが、息子を持つ親の立場としては、ある意味「たまったもんじゃない」

自分は、「高校出たら、私立大学・一人暮らしは×」と言われ続け、運良く?第一志望の国立の医療短大に入学できたから、(当然、奨学金も借りたが)親の経済力にあまり依拠せずに、現在の職業→家計を維持できている。しかし、息子が高校出る時には一体どうすれば、進路決定の手助けが出来るのだろう…と考えてしまう。

息子の学力はさておき、学力が高くても、親の経済力で進路が狭められてしまうことや、経済力さえあれば、もう1つ先のレベルに押し上げることが出来るのに…と嘆くようなことは、出来れば避けたいし、避けて欲しいと願う今日この頃。
posted by takebun at 23:05| 北海道 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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